日本は平和だなあとつくづく思います。
アメリカでの事件を受け
全世界で デモが拡がっています。
イギリス ロンドンでのデモも大きいですが
ブリストルでは 17世紀の奴隷商人の銅像が引き倒され
港に投げ込まれました。
高校生の頃に観た「ルーツ」の
クンタキンテを思い出しました。
私が8年過ごしたロンドンでの学生時代
私は「差別」をほぼ感じずに過ごしました。
住んでいた街の近くで起った暴動も
人種の問題ではなく
「警官 対 若者」という構図だったことは
当時 ロンドン市警にいた友人が教えてくれました。
その昔読んだ 神津カンナさんのエッセイで
アメリカで プールに入ったら
入っていた白人が一人残らずプールから出て
入っているのは彼女一人になった
という文章を読んだとき ぞっとしました。
そのとき みんなにこやかにしていたそうですが
心の中では
「アジア人なんかとは同じプールには
入っていられない」
と思ってたんでしょう。
肌の色や出身国での差別は 悲しいことです。
卑怯なことだと思います。
これだけ拡がったデモや便乗する暴動に
どんな幕引きが待っているのか
想像もつきませんが
少なくとも アメリカの良心が
落としどころを見つけて
平和的に解決をして欲しいと
心から願っています。