今日は良いお天気だったので
川の向こうまで 少し長めのお散歩をしてきました。
気持良い日差しの中 気持ちよく歩いてきました!
さて 先日蜜蜂と遠雷を観てきました。
原作を読んでいるので どんなふうに映像化されるのか
興味を持って観ました。
賛否両論ありますが 私は好きです。
原作では詳しく描かれたところは切り落とし
映画では 新曲の課題曲「春と修羅」と
そのカデンツァにスポットライトを当てたようです。
映画では 私の大学の後輩に当たる
作曲家 藤倉大さんの作曲した「春と修羅」が演奏され
前半の曲の美しさと それぞれに個性的な
後半のカデンツァ部分に いちピアノ弾きとして
とても感動しました(^^♪
個人的にツボったところもいくつかありました。
例えば 一次審査で16歳のピア二ストが
ベートーヴェンをロマン派のように弾いたと
審査員が批判し 落選としようとしたときに
実は彼は著名ピアニストに推薦されて出場した
「ギフト」である ということで二次審査に進むのです。
私は過去に 日本のとあるオーディションで
生徒が弾くバッハにペダルを使ったことを
批判されたことがありました。
チェンバロのような華奢な楽器でさえも
バッハは全ての鍵盤を使って作曲しようとし
オルガン曲では ニ短調のフーガのような
激しい曲を作曲しています。
もし バッハがピアノで作曲していたなら
どんな曲を作り どんな演奏を望んだでしょうか?
そういう想像力も必要ではないかな?と思います。
16歳の参加者を演じた新人を含め
俳優さんたちは それぞれ演奏シーンなど
とても自然にされていたと感心します。
個人的には ピアノと巣箱をリアカーに載せて
(日本的なリヤカーではなく 車が引くリアカー)
新人君が 父親と欧州を渡り歩く姿があったら良かったのにな~
なんて思ったりもしますけど( *´艸`)
海外のコンクールに出るような人たちは
ある意味 クラブみたいな感じになっていて
世界のコンクールを渡り歩いているそうです。
それには もちろんお金もかかりますので
経済力も才能のうち ですね。
原作も映画もそれぞれの魅力があるので
原作とは切り離して 映画をそのまま楽しむことを
おススメしたいと思います。